年によってアゲハチョウが飛ぶ時期は異なっているのかもしれませんが、
最近、アゲハチョウやモンシロチョウを見なくなりました。
アゲハチョウの季節って4月頃?他の月はどう?
では、アゲハチョウの季節型を見て行きましょう。
アゲハチョウの季節型とは何?
アゲハチョウが飛ぶ季節っていつ?
蝶は完全変態と言われ、卵から幼虫・蛹・羽化するまでを一代と呼びます。
季節型とは世代を繰り返す途中で、羽化(蛹から成虫になり飛び立つ)する季節によって形態的(色や大きさなど)な変化が現れる現象を称しています
蛹などで越冬し、春に成虫になったものを「春型」と呼び、これ以後に成虫になったものを「夏型」と呼んでいます。
春型は蝶が小型で明るく白っぽい印象があるのですが、色ははっきりしています。
夏型の方は体が大きく全体的に黒っぽい感じがするようです。
夏型の後に発生したものを「秋型」と呼ばれています。
(蝶には様々な種類があります。他の種類はどうでしょうか?)
アゲハチョウは春先から秋口まで、連続して繁殖します。
秋口まではアゲハチョウのシーズンと言えるでしょう。
モンシロチョウのシーズンは3~11月頃です。
年に6~7回繁殖行動をするので春先から秋口までは見る事が出来るようです。
キタテハでは年4~5回の繁殖をくり返し秋型が越冬しますが、幼虫期後半の昼の長さが長い飼育下では夏型が羽化し、短い時では秋型になるといわれています。
季節型を決定する原因は、 最近研究がかなり進み、幼虫期や蛹期の昼の長さの条件が主であり、次に温度条件が関係していることが段々解って来ました。
この季節型は日本のように季節変化がはっきり出る場所で多く、温暖・寒冷な地域ではあまり見られないようです。
まとめ
このように寒暖の差によって、季節型が生まれる事が解りました。
日照時間や気温などによって、季節型も変わります。
それだけではなく、翅の形にも影響があるようです。
日照時間の少ない寒い地方では翅の形は鋭角になるようです。
特に北海道においては、鋭角しか生まれてこないそうです。
アゲハチョウはこのような結果になっていますが、蝶によっては羽化が一回だけの種類もあります。
この頃、蝶をあまり見ないのは、都会においては公園の緑化は進んでいるもののエサになる植物が減っているせいかもしれません。