アゲハチョウは自由気ままにお花畑をはたはたと飛んでいる…のですが、そんなアゲハ蝶にもオスとメスってあるのでしょうか?
という事で、今回はアゲハチョウのオスとメスの見分け方や違いについてまとめました!
アゲハチョウの色
アゲハチョウにもオスとメスがあります。
しかし、パッと飛んでいるアゲハチョウを見ただけでは見分けることは困難です。
たとえばクロアゲハのオスは前羽が濃い色をしているのに対し、メスは比較的薄く、後羽に青から藍色の鱗粉がついています。
また、メスにはオレンジ色の斑紋があり、オスよりも濃い色をしています。
アゲハチョウの形
アゲハチョウが何かにとまっているときは腹部を見るチャンスです。
オスの腹部は交尾口と肛門があり、先端はスッとした三角になっています。
メスの腹部には産卵口と肛門があり、オスが三角になっているのに比べ、少しへこんで段があるように見えます。
この段になっている部分が産卵口です。
ただし、春型のアゲハチョウや寒暖差のある地域のアゲハチョウは、オスとメスの区別がつきにくい場合があります。
アゲハチョウの幼虫
アゲハチョウの幼虫のオスとメスを正確に見分ける方法はいまだに発見されていません。
蛹になったときに、尾端部の少し上の方、横線が並んでいるところに縦筋があればメス、縦筋のないのがオスです。
また、同時飼育をしている時のみ分かるのですが、早くに羽化するのはオスであることが多いです。
これは交尾をするにあたって、メスは飛べるようになるとすぐに交尾できますが、オスは3日飛び回らないと交尾する体になれない為です。
ただし、これは孵化した日が同じか、差がないかくらいじゃないとやはり見分けることは出来ないし、結局は成虫になってから判断するしかありません。
なので、アゲハチョウのメスとオスを飼育したいからといって幼虫のうちに判断するのはほぼ困難なのです。
まとめ
今回はアゲハチョウのオスとメスの見分け方や違いについてまとめました!
羽の色や、腹部で見分けることが出来ることが分かりましたね。
まだ幼虫や卵のうちは見分けることが出来ませんが、いずれ研究が進んでいくにつれて見分け方が分かってくるのが楽しみですね!