夏休み、アゲハチョウを自由研究の題材にする人は多いのではないでしょうか?
アゲハチョウはひらりひらりと優雅に飛び回っているように見えますが、意外と捕まえるのに苦労しますよね!
では、いったいどうやって捕まえるのが正解なのでしょうか?
アゲハチョウのスピード
モンシロチョウは小さくて比較的捕まえやすいのですが、アゲハチョウは高く飛ぶ上にスピードも意外と速いので捕まえるのが大変です。
しかし、速いスピードで飛び回っているのはたいていがメスを探しているオスで、メスはというと産卵場所を探して葉っぱや木々の間などをゆっくり飛び回っているので捕まえやすいです。
アゲハチョウのいる場所
アゲハチョウは日陰や日向、さらにはその境目などを飛び回ります。
捕まえたいアゲハチョウの種類が決まっているのであれば、その種類のアゲハチョウが産卵をするであろう場所に行くのが確実です。
たとえば、ナミアゲハやクロアゲハを捕まえたいのであればミカンの木など、柑橘類の葉っぱに卵を産み付けに来るため、木がある場所で待機していましょう。
また、何の種類でもよくて花を育てるスペースがあるのであればブッドレア、別名バタフライブッシュを育てると良いでしょう。
羽に傷がつく
昆虫採集は、一般的には虫かごと大きな網をつかってしますよね。
しかし、えいや!と網で捕まえて虫かごに入れてしまってはせっかくのきれいな羽が傷ついてしまう可能性があります。
傷ついた羽はもう二度と元に戻ることはありません。
かといって、素手でそっとつまむのも難しいです。
傷のない綺麗なアゲハチョウを見たいのであれば、やはり卵を持ち帰って孵化、そして羽化をさせるのが一番よいでしょう。
しかしその際もプラスチックケースでは狭いため、飛んだ時に体が当たって鱗粉が落ちたり羽が傷ついてしまう可能性があります。
なるべく大きな場所で飼育するか、成虫になったのを見届けたら外に放してあげるようにしましょう。
まとめ
今回はアゲハチョウの捕まえ方についてまとめました。
虫かごと網で捕まえるやり方が一般的ですが、せっかくのきれいな羽に傷がついてしまってはもったいないです。
飼育は餌となる葉っぱさえあればさほど難しくないのでチャレンジしてみるのが良いでしょう。