アゲハチョウには個体によって色や模様が違っていたりしますが、ここでは、黒い色のアゲハチョウときれいな青い色の種類アゲハチョウについて紹介します。
艶のある黒いアゲハチョウと南の島のブルーのアゲハチョウ
アゲハチョウにはいろんな色の種類のアゲハチョウがいます。
黒い色のアゲハチョウは、全体的に艶を感じさせるような黒い色で堂々とした雰囲気がありますよね。
青色のアゲハチョウなら、オーストラリアの北部などに生息しているみごとなブルーのオオルリアゲハではないでしょうか。
黒いクロアゲハ
クロアゲハは、パッと見ると体全体が黒々とした色で、オスは後翅表に一つずつ白い色の斑紋が見られます。
生息している場所は、人家や公園、森林など、樹林地などの周辺です。
産卵するときには、樹木などが生い茂っている場所や、暗い場所を好む習性があるようです。
<分布>本州・四国・九州を中心とした南に生息
<時期>4月~10月
<食草>ゆず・ミカン・キンカンなど
<大きさ>45mm~70mm(前翅長)
黒地に白と赤の入ったモンキアゲハ
モンキアゲハも全体的に黒い色をしながら、後翅中央には、大きな白斑あります。
さらに、その周辺には、三日月状のような赤い斑紋がきれいに並んでいるのが特徴です。
また、オスはメスよりも赤斑が大きいです。
モンキアゲハは、南に行けばいくほど配色がきれいで鮮やかなところも特徴の一つです。
<分布>本州・四国・九州を中心とした南に生息
<時期>5月~9月
<食草>ハマセンダン・栽培ミカン類・カラスザンショウ
<大きさ>50mm~75mm(前翅長)
幸運の青いオオルリアゲハ
オオルリアゲハは、熱帯雨林や郊外の公園などに生息しているアゲハチョウで、オオルリアゲハを見ると幸せになれると言い伝えられている幸運のアゲハチョウで知られています。
日本名ではオオルリアゲハですが、海外では「ユリシス」という名前を持っています。
翅の表側は、鮮やかな青色をしていますが、裏の部分は、黒色と茶色の地味な色になっています。
オオルリアゲハのみごとなところは、飛び立つときに、青い色の羽が光を反射して映えることから、その光が数百メートル先にも届くとさえいわれています。
<分布>オーストラリア北東部・ニューギニア・モルッカ諸島など
まとめ
以上です。
黒い色と青い色のアゲハチョウの種類を紹介しました。
オオルリアゲハは、オーストラリアのケアンズにあるキュランダ村の蝶の博物館で飛んでいる姿を見ることができます。
幸せを求めてたくさんの人が訪れるようですよ。