アゲハチョウの幼虫を見つけたものの、この幼虫は何という名前の幼虫かわからないときがありますよね。
アゲハチョウの幼虫として孵化したばかりは特にわかりません。
目次
アゲハチョウの幼虫の名前は3齢以降になるとわかりやすい
アゲハチョウの幼虫になったばかり芋虫などは、見た目が蛾の幼虫のような種類もあるので、どの種類のアゲハチョウかわかりにくいです。
アゲハチョウの幼虫は、3齢、4齢、5齢にもなれば少し特徴が出てくるのでその特徴や色などで、アゲハチョウの名前を知ることができるかもしれません。
ナミアゲハは頭の部分が大きい
ナミアゲハの幼虫は、幼虫ほやほやの時期は体全体の大きさと比較すると、頭の部分が大きく見えるのが特徴です。
これは、固い葉っぱを食べるための噛む力を強くするためのようです。
ちなみに、頭には毛が生えています。3齢になると、鳥の糞のようにも見えます。
また、光沢などはなく見た目がゴツゴツした感があります。
クロアゲハには光沢がある
クロアゲハの幼虫は、頭と後ろが面白い形をしています。
どちらにも突起部分がありそれが目立ちます。
3齢になってくるとぱっとみるとナミアゲハに色が似ていますが、模様がナミアゲハとは違います。
また、全体的に光沢があって頭部が大きいです。
オナガアゲハは尾端が真っ白
オナガアゲハは、クロアゲハなどと違って、尾端は褐色の部分はなくて、真っ白なのでわかりやすいです。
また、腹部の白紋についてはは背中のあたりで交差はしてはいません。
モンキアゲハは背中が黄色
モンキアゲハは、孵化後すぐのときは体全体の色味が薄くて、頭部の部分は茶褐色系の色をしています。
そこから少しずつ色が濃くなり始めて、2齢の頃になると、胸部と尾端に白い色がついて目立ちます。
背中のあたりに黄色い色が見えます。
カラスアゲハは緑色が強い
カラスアゲハの幼虫は、幼虫になってすぐの頃にはすでに緑色が強く出ています。
また、ナミアゲハなどと比較すると、毛や突起部分が少し長いです。
胸部と背面の形には少し特徴があります。
齢が進んでくると緑色がもっと強く出てきます。
まとめ
アゲハチョウの幼虫のほとんどは、孵化したばかりの時期は、毛虫のような見た目をしています。
アゲハチョウの幼虫の見た目は3齢になる頃までは、なかなか見分けがつきにくいです。