アゲハチョウは産卵後孵化してから、5齢と呼ばれる幼虫から羽化するまでの期間を経て、美しい成虫となって飛び立っていきます。
では、それぞれどれぐらいの期間があるのでしょうか?
アゲハチョウの成長はその期間中の日照時間や気温によって異なって来ます。
土地の気候によっても違うようです。
それでは、5齢と呼ばれる期間についてまとめてみましょう。
アゲハチョウの5齢とは?
アゲハチョウは孵化後、脱皮をして大きくなり蛹から成虫となって飛び立ちます。
それでは、産卵から見て行きましょう。
産卵
アゲハチョウはキンカン等柑橘系の植物の葉が好物のようです。
自宅ではなくとも近所でキンカンやレモンなどの木があれば、幼虫が見つかるかもしれません。
・約4~7日で、孵化をします。これを1齢と呼びます。
・約3~4日で、2齢―体も大きくなり、糞も多くなります。緑色が濃くなって来ます。
・約4~5日で、3齢―黄緑色が強くなり、糸を吐くようになります。
・約4~5日で、4齢 この頃になると全身は緑色となり黒色の模様が入って来ますが、緑色のままのものもいるようです。
・約4~5日で、5齢・体もグンと大きくなり食欲も旺盛になるのですが、その一方で亡くなっていく個体も出始めます。
・約6~13日で前蛹と呼ばれる蛹になる準備が始まります。この頃から蛹になる場所を探して動き始めます。
蛹になる前には、体内にある水分を全て放出するため下痢便のような軟便をするそうです。
・約1日で、蛹になります。
・約9~13日で、羽化(成虫)
・約20日で、亡
・夏季で、卵~亡 約60~70日
・春から秋にかけて3~4世代ぐらい続きます。
秋の最終世代は、蛹で越冬し、蛹のままで羽化するまで数ヶ月かかります。
こちらは大体の数字なのですが、日照時間や気温・個体によってもその結果は違って来るようです。
土地によっても違います。
まとめ
以上のようにアゲハチョウの一代の成長期間・5齢についてまとめて見ました。
美しい柄で私達人間の目を楽しませていきますが、その幼虫の姿は苦手な人が多いようです。
しかしずっと見ていると幼虫から蛹そして羽化へと成長し、美しい姿で飛び立っていきます。
是非観察してみましょう。