アゲハチョウを飼育して、自宅で羽化させて自然界に旅立ってほしいと願う人も多いかと思います。
子供がいる家庭では、アゲハチョウの羽化を観察することも楽しみになるかもしれません。
しかし、中には羽化を失敗するアゲハチョウがいるのです。
そんな時に私たちが出来ることはあるのでしょうか?
アゲハチョウの羽化が失敗している?
アゲハチョウは、蛹から羽化する時にとても時間をかけているイメージもあります。
やはり、大切な羽を慎重に広げて乾かしているのではないでしょうか?
そんなに慎重に行動をしていても中には上手く羽が広がらないアゲハチョウもいます。
アゲハチョウにとって羽が広がらない、上手に飛べないということは命にもかかわります。
そんな時には手を差し伸べてあげたい気持ちにもなりますが、私たちが出来ることはあるのか考えてみたいですよね。
人に出来ることってあるの?
幼虫、卵の状態から飼育してきた個体が、とうとうアゲハチョウとして羽化する瞬間はとても緊張します。
上手に羽化出来る個体もいれば、中には羽が完全に広がらなかったりやぶれてしまっていたり、問題を抱えている時もあることを忘れないようにしましょう。
羽化してから1日以上経過しても羽が完全に広がらなかったり、上手に飛べないような状態であると失敗の可能性が高くなってしまいます。
そんな時には人が触ってしまいたくなりますが、アゲハチョウの様子をじっと見守る方が良いのかもしれません。
蝶の羽はとてもデリケートな部分です。
羽化したばかりであれば、人が触ることによって余計にダメージを与えてしまう可能性もあります。
人ができることと言えば、見守ることと花を摘んでくることしかないかもしれません。
少し悲しいですが、花の蜜を吸って元気になることを祈るしかなさそうです。
もちろん、それでも回復できない場合もあります。
失敗か成功かというのは人が決めるのではなく、アゲハチョウが諦めた時かもしれないので暖かく見守るようにしてはどうでしょうか?
まとめ
当たり前のように羽化していると思っていても、アゲハチョウにとっては死活問題のようなのです。
失敗する可能性も高いことを忘れずに、飼育する時は成功を信じてあげたいですね。