アゲハチョウの卵が孵化して幼虫になるまで、一般的には5日ほどかかるようです。
そうすると、幼虫から蛹になって、そこから羽化する時期はいつ頃になるんでしょうか。
アゲハチョウの蛹が羽化する時期は気温も関係する
アゲハチョウの幼虫の羽化には、夏に羽化するタイプと、春に羽化するタイプがいるようです。
アゲハチョウの幼虫が羽化する時期
アゲハチョウの卵が産み付けられて孵化するまでは、気温などの関係もあるので地域によって少しずれることもありますが、通常は5日ほどで孵化に至るようです。
幼虫になっている時期は、前蛹期間も含めると2週間から3週間程度です。
この時期が終わるといよいよ羽化していきます。
もし、7月や8月の気温が高い時期なら、蛹になってから羽化までは1週間から2週間前後ほどで羽化します。
卵から成虫になるまでは、温度の関係もあることと地域によってもばらつきます。
5齢を迎えた幼虫は、糸を葉っぱの枝に巻き付けてしっかり体を固定するようになります。
これが前蛹です。
この時期は、よく食べるためにほとんどの幼虫が丸々と太っています。
そろそろ羽化が始まる2日ほど前になると、翅の部分が黒味を帯びてきます。
そして、蛹の中でアゲハチョウの成虫の姿が透けて見えるようになってきます。
羽化が始まる時間帯は、早朝の早い時間帯から午前中が多いです。
夏に羽化するタイプと春に羽化するタイプ
アゲハチョウには、春の時期から夏の時期にかけて卵を孵化して幼虫になり、夏から秋に成虫になる夏型のタイプと、蛹の状態で越冬をして春の時期に成虫として羽化する春型のタイプがいます。
夏型のタイプのアゲハチョウなら、環境の違いも関係しますが、蛹になってから早ければ1週間で羽化するアゲハチョウの幼虫もいます。
もし、秋の後半の日照時間が短くなってくる時期は、気温も下がってくるので、この時期に蛹になったアゲハチョウは、来年の春まで羽化が持ち越されます。
蛹の時期は無事羽化してくれるのが心配になりますが、蛹を軽く触るとお尻の部分をくねくねと動かすので、しっかり息づいているのが確認できます。
まとめ
もし、秋に蛹になった場合、越冬になる可能性がありますが、越冬期間中は、触っても動かないので心配になることもあります。
ただ、羽化の時期になってみないと生死についてはわからないようです。