春になるとひらひらと綺麗な羽をはためかせて飛んでいるアゲハチョウ。

アゲハチョウはきれいですが、幼虫のうちは苦手な方も多いですよね。

では、そんなアゲハチョウの幼虫はいったいなぜ木にくっついているのでしょうか?

アゲハチョウ 幼虫 見分け方

アゲハチョウの産卵

アゲハチョウと一口に言えど、その産卵場所は様々です。

木に卵を産むものもいれば、葉っぱに産むものもいます。

母親のアゲハチョウは、自分の子供がその葉っぱを食べられるかどうか植物の色や形に頼って探し回り、最終的には足先にある感覚器官を使って調べ、大丈夫だと思ったらそこに産卵します

木の枝に産むと思われているのですが、実際は葉っぱに産むことがほとんどなのです。

木に生まれた幼虫も、自分の殻を食べたら葉っぱまで移動してその葉を食べます。

木や枝にとまっているときは、餌を求めているよりも蛹になる準備をしていることが多いです。

アゲハチョウの種類によって場所が違う

アゲハチョウが卵を産むとよく聞くのはミカンの木やレモンの木など、柑橘系の木が多いですよね。

クロアゲハやナミアゲハは主に柑橘系の葉っぱに卵を産み付けるのです。

キアゲハはセイや人参の葉っぱ、パセリなどに産卵します。

もし育てたい場合はあらかじめパセリを大量に栽培しておくと良いでしょう。

スーパーなどにもパセリであればたくさん売られていますが、農薬を使われているものだと幼虫は苦しんで命を落としてしまいます。

必ず無農薬のもの、なければしっかり洗ってから1日乾かしたものを与えるようにしましょう

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アゲハチョウの幼虫

アゲハチョウの幼虫は、最初は黒いですが、脱皮を繰り返すことによって鳥の糞のような模様になり、きれいな黄緑色になるものがほとんどです

ツンツンと触ると自分の身を守るために臭角という二本の角を出します。

この角から嫌な臭いを出し敵を威嚇するのです。

ほとんどの幼虫は黄色い半透明の臭角を出すのですが、クロアゲハだけは赤い臭角を出します。

ただし、臭角見たさにあまりにつついたりすると弱ってしまいますので気を付けてくださいね!

まとめ

今回は、アゲハチョウの幼虫がなぜ木にいるのかについてまとめました。

幼虫は主に葉っぱを食べて成長していきます。

木の枝などについているときは葉っぱを求めて移動中か、蛹になる準備をしていることがほとんどです。

あまり触らずにそっとしておいてあげましょう。

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