アゲハチョウの芋虫や青虫を飼育するときには、新鮮な食草を毎日差し入れてあげることが必要です。
どんな餌を食べるかは、アゲハチョウの種類によって違います。
芋虫や青虫が餌を食べずにじっとしたら蛹の準備に入っている
アゲハチョウの芋虫や青虫の餌は、幼虫になってから最初に食べた葉っぱを気に入る傾向があるようです。
アゲハチョウの芋虫や青虫の飼育
芋虫や青虫を飼育するときには、プラスチックケースを使用します。
虫かごの場合は、サランラップで天井部分をふさいで空気穴をいくつか開けましょう。
さて、毎日新鮮な餌を与えるために、切り取った枝の根本には、水を含ませた脱脂綿をラップでくるみ輪ゴムなどでとめます。
こうすることでしおれることを防げます。
1齢のうちは1枚の葉っぱしか食べなかった芋虫や青虫も5齢にもなれば5枚ほども食べるようになります。
そして、餌があるのに食べなくなってじっとたたずんでいるようなら、そろそろ蛹の準備に入った可能性があるかもしれません。
この時期には割り箸や枝など5本ほど用意して斜めに立てかけて固定しましょう。
成虫になったときにつかまれるように、ケースの中に網やタオルや布などをかけて足場も作っておきます。
蛹になりはじめは触ってしまうと落ちてしまう可能性があるのでそっとしておいてあげましょう。
もし、落ちてしまった場合は、ティッシュやペーパータオルなどの上に乗せてあげます。
あとは、自分の力で蛹になっていきます。
アゲハチョウの芋虫や青虫の餌
アゲハチョウの芋虫や青虫を飼育する場合、基本的に餌となる食草は、アゲハチョウの種類によっても違って、アゲハチョウはミカン科の葉っぱしか食べません。
ミカン・ナツミカン・レモン・キンカン・カラタチ・ユズ・サンショウの葉っぱです。
キアゲハなどは、セリ・三つ葉・パセリなどを食べます。
もし、餌が切れた場合は、なるべく同じものを用意します。
というのも、芋虫や青虫は、孵化して初めて食べた葉っぱを好む傾向にあるので、他の食草にすると食べるかどうかわかりません。
まとめ
アゲハチョウの芋虫や青虫は5回数脱皮して蛹になりますが、そのたびにじっとして動かなくなったりします。
その期間は1日から2日ほどです。
この間は体を触らずにしおいてあげましょう。