アゲハチョウの幼虫は、葉っぱを食べて成長します。
では、どの食草を好むのでしょうか?
ということで、今回はアゲハチョウと食草についてまとめました!
アゲハチョウの幼虫
アゲハチョウの幼虫は、生まれた場所の葉を食べて5度の脱皮を繰り返し、やがて蛹になって蝶となります。
アゲハチョウが見たいのであれば、その種類の幼虫が食べる食草や植樹を持ち帰ったり、観察すると良いでしょう。
卵を持ち帰って孵化させると、蛹になるところも羽化するところも見ることが出来るのです。
違う種類の葉を与えようとしても食べることが出来ず、蛹になる前に餓死してしまいますので注意してください。
食草の種類
日本のアゲハチョウの幼虫は、ミカン系の木の葉っぱを好むことが多いです。
たとえばミカンの葉っぱを好む幼虫であれば、レモンやグレープフルーツなど柑橘類の葉を食べることで知られています。
しかし、生まれた木の葉っぱしか食べないこともあるので注意が必要です。
柑橘類の葉っぱが好きなのはクロアゲハやナミアゲハ、モンキアゲハやカラスアゲハです。
セリ科の植物を好むのはキアゲハ、クスノキ科の植物を好むものはアオスジアゲハです。
さらに、ジャコウアゲハや、生きている化石と呼ばれるほど美しいギフチョウは、有毒物質を持っているウマノスズクサ科の葉っぱを食べます。
1匹だけ育てようと思って持ち帰っても、脱皮を繰り返し大きくなるにつれて相当な量の葉っぱを食べます。
ホームセンターで買ってくる苗なんてあっという間にペロリです。
同じ種類の葉っぱを入手できるかどうか考えてから持ち帰るようにしましょう。
キャベツについているのは?
キャベツなどの葉物野菜を買ってきて中に青虫がついているのを見たことはありませんか?
これはアゲハ蝶ではなく、モンシロチョウなどの幼虫です。
青虫が動いているのを見ると気持ち悪いですが、その野菜には農薬がついていない安心な野菜だという事になります。
農薬が使われているものを食べると青虫は苦しんで命を落としてしまいます。
そのため、虫がついている野菜はいい野菜だ、と言われるのです。
まとめ
今回はアゲハチョウと食草についてまとめました!
アゲハチョウの幼虫は食べることが出来る葉っぱが生まれつき決められています。
キアゲハがパセリを食べるからと言って、クロアゲハにパセリを与えても食べないので注意しましょう。