アゲハチョウに餌を与えるというイメージは、幼虫を飼育している時のことだと思いますよね。
アゲハチョウが成虫になったとしても、餌を与えて飼育している人はいるのでしょうか?
また、パセリやキャベツなどの柑橘系とは違う食べ物は餌として関係しているのでしょうか?
どうしても柑橘系の葉が用意できないときに与えることは可能なのか気になりませんか?
アゲハチョウの成虫と餌の関係とは
アゲハチョウの成虫は何を餌にしているのでしょうか?
やはり、一番大切なのは花の蜜を与えることです。
こればかりは人の手によって作れるものではありません。
飼育している成虫がいたとしても、花の蜜は一回吸ってしまうと次に吸えるようになるまで時間がかかるようです。
そのため、成虫の状態で飼育することは基本的に避けるべきだと思います。
どうしても弱っていたり、飛べないという場合を除いて、自然に帰してあげることが良さそうです。
パセリやキャベツを餌にしても良いの?
アゲハチョウの幼虫に与えることができる葉というのは決まっています。
私たちが見かけることが多いアゲハチョウは、ナミアゲハと呼ばれている種類ですがこれらは柑橘系の葉しか食べません。
パセリやキャベツを与えても決して食べることはしないのです。
では、これらの葉を餌にするアゲハチョウはいるのでしょうか?
別の種類のキアゲハというアゲハチョウはパセリの葉を好むようです。
ニンジンの葉にも生息するようです。
また、キャベツに生息しているのは残念ながらアゲハチョウではありません。
モンシロチョウがキャベツに卵を産みます。
アゲハチョウの卵は丸い黄色をしているのですが、モンシロチョウの卵は楕円形をしているので見分けることができるかと思います。
もともと卵を産む場所が幼虫の餌になる葉だともいえます。
なので、ミカンの葉を食べているアゲハチョウにパセリなどを与えても食べることはしませんよ。
飼育する時には、どこで見つけた卵なのか覚えておきましょう。
まとめ
パセリ、ニンジンの葉、キャベツなどを好む蝶もいます。
どの場所で卵から生まれた幼虫なのか気にしていないと餌を食べてくれないという状況になってしまうのです。