飼育環境下の中で無事に羽化して成虫となったアゲハチョウを、そのまま室内で飼育するときには、餌は、砂糖水がいいようです。
砂糖水は甘過ぎないように気をつけてあげましょう。
アゲハチョウの餌となる砂糖水は少し甘いと感じる程度にする
アゲハチョウの蛹が成虫になったら感動しますが、少しでも長生きができるように餌の砂糖水の濃度も気を付けなければなりません。
アゲハチョウが砂糖水を自分で飲めばいいですが飲まない時には、アゲハチョウの口吻をあけて飲ませてあげるようにするといいようです。
アゲハチョウの飼育の注意ポイント
アゲハチョウの成虫をプラスチックケースなどで飼育する場合は、ケースを置く場所と温度に気を付けましょう。
ケースをなるべく暗い場所に移動させます。
明るい場所にケースを置いてしまうと、明るい場所へと飛ぼうとして活発に動き回り、アゲハチョウを疲れさせてしまいます。
気温は、15度~25度前後が好ましい温度です。
夏の暑い時期に25度以上を超えるときなども注意が必要です。
暑過ぎてしまうと命が絶えてしまう確率が高くなります。
アゲハチョウの餌の砂糖水の与え方
成虫のアゲハチョウの餌となる砂糖水は、濃度に注意して与える必要があります。
アゲハチョウは甘いものが好きだとしても甘過ぎてしまう砂糖水を与えると、消化器官に詰まってしまうこともあるようで命に関わります。
餌の甘さの濃度は、人間が舐めてみて、少し甘いと感じる程度が適しています。
砂糖水をつくったらビンの蓋などや小さいお皿に入れて与えます。
砂糖水の与え方は、まず、アゲハチョウの羽をもちます。
ピンセットや針などでアゲハチョウの口吻をのばしてあげて砂糖水をつけてあげます。
アゲハチョウが飲み始めたら、そっと羽から手を離しましょう。
もしくは、前足に砂糖水をつけただけで飲むアゲハチョウもいます。
アゲハチョウが砂糖水を飲む時間は1分~2分ほどで、1日に1回程度与えれば十分です。
餌を与える少し前に飛ばしてあげるといいようです。
ただし、いくら口吻を開けようとしても縮めてしまう様子が見えたら、無理に砂糖水を与えなくてもいいようです。
まとめ
真夏の暑い時期なら、冷蔵庫に入れる方法もあるようですが、アゲハチョウの種類によっては冷蔵庫が寒すぎてしまったり、冷蔵庫の設定温度によっては、アゲハチョウの命を縮めることになり兼ねないので十分な注意が必要です。