アゲハチョウが羽化するところを見てみたい！と思っている人は多いのではないでしょうか？
そのためには、幼虫の餌となるものが必要です。
では、アゲハチョウの幼虫はいったい何を食べているのでしょうか？
幼虫の食べ物
アゲハチョウの幼虫は葉っぱを食べます。
しかし一口で“葉っぱ”と言っても、食べることのできる葉っぱは限られているのです。
むしゃむしゃと葉っぱを食べていく姿は見ていて気持ちも良く、飽きずに時間を絶つのを忘れてしまうほどなのですが、何匹もいるとその木が寒そうな感じになるほど食べつくしてしまうのです。
では、アゲハチョウは何の木の葉っぱを好むのでしょうか？
葉っぱの種類
ミカンやグレープフルーツ、レモン、ユズなど、柑橘類の葉っぱを好むアゲハチョウの幼虫は非常に多いです。
これは、母親のアゲハチョウが産卵をする時に食べられる葉っぱを選んでそこに産卵するためで、この柑橘類の葉っぱを食べられる幼虫がかなりの種類がいるのです。
主にナミアゲハやクロアゲハが柑橘類の葉っぱを食べます。
また、人参の葉っぱやセリ、パセリを食べるのはキアゲハの幼虫、クスノキ科の植物を食べるのはアオスジアゲハの幼虫、山椒の木の葉っぱを好むのはモンキアゲハ、カラスアゲハの幼虫です。
ギフチョウやジャコウアゲハはウマノスズクサ科の植物を食べます。
卵の入手方法
お花屋さんなどに行くと、苗に卵がついていることがあります。
蝶の幼虫は食欲旺盛であっという間に葉を食べつくしてしまうことから、害虫と言われているのでお店の人もすぐにわかります。
あらかじめ電話などで相談し、卵がついているものがほしいから取り除かず、入手したら連絡がほしいと言っておくと良いでしょう。
自分で取ってくる場合は、見たいアゲハチョウの種類が産卵する木を調べ、底についている卵を持ち帰ると良いです。
ただし、新鮮な葉っぱがかなり必要になりますので、用意できるかどうか考えてからにしましょう。
キアゲハであればあらかじめパセリを栽培しておくと良いですが、スーパーで買ってきたものは農薬がたくさん使われている可能性があり、食べると苦しみますのでやめましょう。
まとめ
今回は、アゲハチョウの幼虫の食べ物についてまとめました！
アゲハチョウは種類によって食べる葉っぱが違います。
生まれた時と同じ種類の葉っぱしか食べないので、飼育する際は注意しましょう！
