アゲハチョウの幼虫は脱皮します。
もちろん、この脱皮をしなければ成虫にはなれませんよね。
では、どのくらいの脱皮をしているのか知っていますか?
アゲハチョウの幼虫を描いてくださいと言われたら、多くの人が緑色の幼虫を描くだろうと思います。
しかし、その姿が実は数回の脱皮を繰り返した後であることを知っているのでしょうか?
アゲハチョウの脱皮に時間はかかるのか?
アゲハチョウが脱皮をする時には完全に無防備であると思いませんか?
自分の体をじっとさせているのですから、天敵に見つかってしまわないように気を付けることが大切ですよね。
しかし、この脱皮はそもそも時間がかかる行動なのでしょうか?
思ったよりもあっという間に脱皮しているということも考えられませんか?
幼虫が脱皮をする時にかかる時間というのは、個体差もあるかと思いますが、どの段階でも7分くらいはかかっているようです。
人が観察している間に脱皮しているのを見ることができるのは、わずか7分。
しかし、幼虫にとったら命をかけている7分なのかもしれません。
脱皮って何回もあるの?
生まれたばかりの幼虫は、真っ黒であり見た目にも凸凹しているような体です。
この状態から脱皮をして緑色の幼虫になるのですが、実は一回の脱皮で青虫になることはありません。
生まれてから、4回目の脱皮でようやくアゲハチョウの青虫になってくれます。
ですので、黒い幼虫の状態を発見したらアゲハチョウの青虫になる姿を想像することができない人もいるのかもしれませんね。
脱皮を繰り返す途中で、真っ黒の体に白い模様ができてきます。
そして、突然青虫の姿になっていくのです。
全く知らないうちに幼虫が脱皮を繰り返すのですが、何回で青虫になるのかは決まっています。
そしてその次には蛹になるための脱皮が待っています。
まとめ
どの形態からの脱皮でもかかっている時間に差は無いようです。
大きな体になる時にも、1回目の脱皮も10分かからずに行ってしまうのですね。