夏休みの自由研究に、と思って持ち帰ったアゲハ蝶の卵。
でも、なかなか孵化しないと心配になりますよね!
一体いつ孵化するんだろう…ということで、今回はアゲハ蝶の卵が孵化しない原因などについてまとめました!
アゲハ蝶の孵化
アゲハ蝶の卵は最初はまん丸で、黄色味を帯びているものがほとんどです。
その後オレンジ色に濃くなってきたら、1~2日ほどで殻を破って孵化します。
卵から出てきたアゲハ蝶の幼虫は黒くて可愛らしいものではありませんが、まず自分が入っていた卵の殻を食べ、一息ついてから葉を少しずつかじり始めます。
その後、1齢幼虫から5齢幼虫まで脱皮を繰り返し、色や形を変えながらやがて蛹になり、中で一度ドロドロに溶けます。
このドロドロに溶けることを“完全変態”といいます。
孵化しない原因
アゲハ蝶は交尾をしてすぐに幼虫が食べられる葉を探して産卵します。
通常5日ほどで孵化しますが、気温が低い時にはもう少し時間がかかることがあります。
しかし、いつまでたっても孵化しない卵もありますね。
卵が黒くなってきた場合はその後2、3日で孵化することがありますが、それでも孵化しない場合はこの先孵化することはないでしょう。
また、産卵から10日以上たっても孵化しない場合もこの先の孵化は諦めましょう。
アゲハ蝶は一度に50個から200個もの卵を産みます。
寄生虫にやられてしまったり、食べられてしまったり、無精卵であったり、様々な原因で孵化できるのはほんの1握りだけなのです。
孵化する卵の見分け方
今はまだどの卵が孵化するのか見分ける方法は確立されていません。
昨日までは大丈夫だと思っていても、翌日には寄生虫にやられたりしてしまいます。
庭の木に卵を産み付けてあったのであればネットなどをかぶせてなるべく他の虫が入らないように保護してあげましょう。
少しでも外敵から守ることで孵化する確率はグンと上昇します。
また、持ち帰りたい場合は真っ黒のものではなく、まだら模様になっている卵を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回はアゲハ蝶の卵が孵化しない原因についてまとめました!
アゲハ蝶は一度の産卵でたくさんの卵を産みます。
しかし、寄生虫にやられてしまったり無精卵のものもあり、孵化するのはほんの一部だけです。
厳しい現実ですが、それでも子孫を絶やさないようにたくさんの卵を産むのでしょうね。