アゲハチョウの蛹の飼育は、一匹だけではなく数匹飼育している方も多いんじゃないでしょうか。
アゲハチョウの飼育で心配なことがアゲハチョウの蛹の羽化です。
他の個体は羽化して無事に成虫になっているのに、個体によっては時期がとっくに過ぎているのに羽化しない個体もいます。
なぜ羽化しないんでしょうか。
アゲハチョウの蛹が硬くないか柔らかいかなども確認しよう
アゲハチョウの蛹が羽化しない理由には、大きく分けると4つの理由が挙げられるようです。
蛹の状態で命が果てた
アゲハチョウの蛹がいつまで羽化しない場合は、病気などで蛹の状態で命が果ててしまった可能性もあります。
確認方法は、蛹を軽くつまんでみましょう。
つまんだときに、蛹が自力で腹部を動かしているようならまだ生きています。
もし、蛹自体が硬くなって、動かないようなら病気などですでに命が尽きている恐れもあります。
幼虫の時期に寄生された
幼虫の時期に寄生昆虫などによって寄生されてしまうと、蛹は羽化しないまま終わってしまいます。
蛹を軽くつまんでみても、蛹が硬くなって動かないときには、腹部のあたり左右に指で動かしてみましょう。
動かしてみたときに柔らかいならまだ生きていると考えられますが、ひょっとしたら寄生昆虫などによって寄生されている可能性があります。
もし、寄生されていれば、蛹の殻を破って寄生昆虫が外に出てきます。
しばらく様子を見ましょう。
越冬蛹になっている
蛹が柔らかくて寄生もされていなくて、それでも羽化しない場合は、越冬蛹になっている可能性も考えられるようです。
秋もそろそろ終わりに近づいている時期なら、屋外に出してしまうか春の羽化時期までは冷蔵庫などで保管するのがいいかもしれません。
どちらにしても越冬準備が必要です。
単に羽化に時間がかかっている
他の蛹が羽化しても、個体によっては遅く羽化する個体もいます。
蛹を触ってみて柔らかいようならば、しばらく様子をみましょう。
単に羽化に時間がかかっている可能性もあるからです。
まとめ
もし、すでに蛹の中で命が果ててしまっている場合は、少しずつ蛹が乾燥して硬くなってきます。
蛹の色も乾燥してくるので、そんな兆候が見られたら確認してみましょう。