さなぎから羽化して、キレイなアゲハチョウとして飛び立っていく姿を見ることができるのはとても嬉しい瞬間ですよね。
飼育していたとしても、飛び立っていく瞬間を見ることができるのはあまりないかもしれませんね。
しかし、中には羽化しても飛び立ってくれないアゲハチョウもいるかもしれないのです。
その理由を調べてみましょう。
アゲハチョウって羽化したらどうするの?
アゲハチョウは、本来羽化したら飛び立っていくことが理想だと思いませんか?
自分で餌となる蜜がある場所に行かなければ生きていくことは出来ません。
アゲハチョウは、羽化した瞬間からしばらくの間に羽を広げる作業をします。
この時には羽が体液で濡れているので見た目も柔らかい印象を与えてくれると思います。
しかし、その途中に強風が吹いていたり、支えにしている場所から落ちてしまったりすることによりダメージを羽に与えてしまうと、羽を広げるという作業は失敗に終わります。
悲しいのですが、やり直すことは出来ないのです。
飛ばないのには理由があるの?
何らかの理由によって羽を完全に広げることができないアゲハチョウは飛ぶことができなくなります。
羽化していて、羽も乾いているのに全く飛ばないという状態の時には、どこか一部が完全に開くことなくくっついていたりする可能性もあります。
本当にどうにかして広げてあげたい気持ちになりますが、人に出来ることは無いようです。
しかし、見た目には何も問題なく羽化しているのに飛び立たないアゲハチョウもいるようです。
この時の理由としては、気圧や気温なども関係しているそうです。
そんな時には、焦ることなくアゲハチョウが飛ぶまで見守っていることが良さそうです。
季節によっては羽化してから4時間もの間飛ばないときもあるようです。
まとめ
アゲハチョウが無事に羽化しているのに飛ばないというときには、もしかしたら季節が冬に向かっている寒い時なのかもしれませんね。
心配な時には近くに砂糖水、花を用意してみても良いのかもしれません。
アゲハチョウが自ら飛ぶことを見守りましょう。