アゲハチョウと言えば、何色を思い浮かべますか?
黒と黄色の模様が美しいアゲハチョウや、青い羽の模様を持っているアゲハチョウなど様々な種類のアゲハチョウが存在します。
もちろん、成虫として子孫を残すことが本能であり、飼育している人にとってもその願いは変わらないと思います。
しかし、中には資料や生態を研究することも必要だとは思いませんか?
ここではアゲハチョウで標本を作る方法を調べてみたいと思います。
標本って何?
昆虫などで多く作られている標本という言葉を知っているかと思います。
その標本とは、どのようなことを目的として作られているのか知っていますか?
実物を想像させるためにニセモノで作られているひながたとも呼ばれる標本も存在します。
また、本物を使用して作られている標本はその種の有様を示すために作られているとされています。
生態を観察したり、研究したりするためには欠かすことのできないものなのです。
アゲハチョウの標本とは
飼育している人には少し苦手な分野になるかと思いますが、アゲハチョウの標本を作ろうと思ったら、どのようにして作るのか知っていますか?
亡くなってから時間がたつと羽が固まってしまい広げる作業がとても困難になります。
標本にするには蝶の羽を広げる必要があるのですが、これを展翅というのです。
また、広げた羽を固定するのには針を使用するのですが、一般的に見かける縫い針の様なものでは無く、標本に使う専用の針があります。
そして羽を広げる作業を行うのには展翅台という道具を使うのです。
このまま保管するのではなく、標本箱で保管するので一度購入すれば何度でも活用することができるのです。
パラフィン紙という紙で蝶の羽をはさんで広げていきます。
この時の作業によって、標本の出来栄えに影響があるのでゆっくりと作業しましょう。
そして羽が固まるまで周囲のパラフィン紙を軽く押さえて待ちます。
固まったら標本箱に入れて完成となるのです。
まとめ
大まかな流れを説明するだけになっていますが、標本がどのように作られているのか伝わっていれば幸いです。
興味を持ったら、自分でも作ってみてはいかがでしょうか?