アゲハチョウが餌としているのは、花の蜜であることは知っていると思います。
しかし、中には砂糖水をアゲハチョウにあげたことがあるという話を聞いたことはありませんか?
どうして砂糖水なのか、また、どうやってあげるべきなのかなど調べてみませんか?
アゲハチョウに砂糖水をあげる必要ってあるの?
アゲハチョウという状態で飼育している人はいないのではないでしょうか?
飼育する時には、幼虫から蛹になって羽化して蝶にすることを目的にしているかと思います。
元気な姿で自然の中に飛び立っていくことを願っている時に、アゲハチョウに砂糖水を与えるということは必要ないかと思いませんか?
では、どうして砂糖水を与えている人がいるのでしょうか?
その理由として、羽化が成功していないことが考えられます。
羽化が成功していないということは、蝶として不完全な状態であることを意味します。
自分で飛ぶことができない、餌を確保することができないという状態では、人が餌をあげることが唯一の栄養を補給する手段かと思います。
本来は、花を摘んで来たり植木からの蜜をあげることが良いのかもしれませんが、それにはとても量が必要になり大変です。
そんな時の代用品としてアゲハチョウに与えているのが砂糖水なのです。
どのくらいの濃度が良いの?
砂糖水と言っても、濃度がとても大切になるのです。
濃いほうが栄養が取れるような感覚になるかもしれませんが、濃すぎても消化不良を引き起こす原因になるようです。
コーヒーのフィルターの様なものでこしてからあげると万遍なく溶けるようです。
濃度としては、3パーセント以下になるようにするのが良いそうです。
与える時にはコットン等にしみ込ませてアゲハチョウが自分で吸えるようにしてあげるのが良さそうです。
しかし、味を嫌って飲んでくれないアゲハチョウもいるようなので、どうしても飲んでくれないときにはポカリなどでも代用できるそうです。
まとめ
出来れば羽化して飛んでほしいのですが、餌を確保できなければその可能性もなくなってしまいます。
自力で飛び立てることを信じて、砂糖水に頼ることも知識として覚えておきたいですね。