アゲハチョウは、成虫の姿になってからどれくらい生きることができるのか知っていますか?
春に生まれたり、秋になっても成虫としての姿を見ることができるのですが、成虫として生きていることができる時間がとても短いことを知っている人は少ないかもしれません。
今回は、アゲハチョウの成虫の寿命、その生態や生息地などについても触れてみたいと思います。
アゲハチョウってどこで生きている?
アゲハチョウと言われると、いくつかの種類を想像する人もいることでしょう。
一般的にアゲハチョウと言えば体の模様が黄色と黒を基調にしているナミアゲハという種類のことを指すようです。
なので、今回はナミアゲハに注目して見てみます。
このアゲハチョウが生息しているのは、とても広い範囲です。
日本では、北海道から南西諸島まで全国的に生息しています。
もちろん海外にも生息しており、中国や朝鮮半島でも確認されているようです。
また、ハワイでも生息しているようなのですが、ハワイでは柑橘系の葉を食べてしまう害虫として考えられているようです。
3月~10月という半年以上の期間で産卵から成虫になる過程を繰り返す昆虫です。
中には蛹のまま越冬する個体もいるのです。
どれくらい成虫の寿命はあるのか?
蛹のまま越冬することが可能であると言われると、成虫としてもなんだか越冬できそうな気もしますよね。
しかし、冬には餌となる蜜を確保することが困難になるほか、気温も低くなりアゲハチョウにとってはとても厳しい季節になります。
そのため、成虫では越冬することは出来ないようです。
では、アゲハチョウの成虫の寿命というのは冬になるまであるのでしょうか?
残念ながら、そういうわけではないようです。
アゲハチョウは成虫になったら2週間ほどで寿命を迎えてしまいます。
ですので、夏に成虫になっていたら秋になる前に寿命を迎えるということもあるのです。
その短い期間の間に、オスとメスが出会って子孫を残すための準備をするようです。
まとめ
とても短い期間は全力でオスがメスを探しているようです。
そして、2週間の間に200個以上の卵を産むとは驚きですよね。