蝶の卵はいろんな色をしていますが、今回は、アゲハチョウの卵について紹介します。

アゲハチョウの卵は、黄色もあれば黒い卵もあります。

黒い卵は、もう孵化しないのかと勘違いしてしまいますが、黒い卵はもうすぐ孵化する卵のようです。

アゲハチョウは幼虫として生まれる寸前は卵が黒い

蝶の卵には、黄色だったり白だったり、緑の色の卵もありますが、多くの場合は、産み付けられてから数日経つと卵の色が変わってくるようです。

卵の色で、産み付けられてからどのぐらい日にちが経過したかがわかったりするようです。

アゲハチョウの卵は孵化する前に黒くなる

アゲハチョウの卵は産み付けられてから色が変わります。

真夏の時期のアゲハチョウの卵の孵化は、通常、アゲハチョウが卵を産み付けてから約4日から7日くらい孵化するようです。

アゲハチョウの卵が産み付けられてすぐの時期は、まだ黄色い卵です。

大きさは1mmほどで小さい丸い玉のような形態をしています。

ここから日にちが経ってくると、どんどん色が濃くなっていきます。

そして、アゲハチョウの卵の孵化が近づいて幼虫に生まれる少し前になると黒くなります

そして、卵の中の幼虫は、卵に穴をあけて外に出てきます。

孵化したあとは、卵が透明になるのでそれで判断がつきます。

外に出てきた幼虫は、いったん一休みしてから、卵の殻を食べるようになります

このときの幼虫の大きさは1mmから2mm程度ですが、殻を食べつくしたあとは、葉っぱの上に乗っています。

Sponsored Link

産卵から二週間も経過した場合

先ほども紹介したように、アゲハチョウはだいたい1週間ほどもすれば、卵が黒くなって孵化する時期を迎えます。

ただ、卵が黒くても、アゲハチョウが卵を産み付けてから、すでに二週間ぐらい経過しても変化がない場合は、寄生虫などで病気になってしまったか、もしくは、無精卵と考えられるようです

アゲハチョウの卵は、卵が孵化して3齢幼虫までは2週間から3週間といわれていています。

卵から成虫に成長するまでの期間は、期間の積算温度で決まるので、春先は長くて、真夏は短くなると考えられます。

なので、アゲハチョウの卵が、春の時期でも夏の時期にしても、二週間経過しても孵化しないのは長すぎるかもしれません。

まとめ

アゲハチョウの卵は、通常、産卵してから色が変わりますが、卵が黒い状態で孵化しないなら、タアマゴバチの仲間に寄生されていることもあり得るようです。

Sponsored Link