堂々とした姿でありながらも華麗に飛び回るアゲハチョウ。

ここでは、そんなアゲハチョウの中でも黒いアゲハチョウと黒地に青い筋が入ったアゲハチョウについてまとめました。

アゲハチョウ 種類

堂々とした姿で飛ぶ黒いアゲハチョウと早いスピードのアゲハチョウ

よく見かける黒いアゲハチョウは、色が似ているので種類を見分けるのがむずかしいですよね。

また、黒々として体に青いラインきれいなラインが入ったアゲハチョウの羽を広げた様子は絵に描いたようにきれいです。

黒地に一点白い斑紋のモンキアゲハ

花に止まっているときには普通のアゲハチョウでありながら、飛び立つと、黒い立派な羽が大空に舞い上がるかのように堂々としたモンキアゲハ

モンキアゲハは、黒地に、一点、白い斑紋が後翅についているのが特徴のアゲハチョウです。

立派な黒い羽は、かなり丈夫にできているのか、少しの雨にも動ずることなく優雅に飛んだり止まったりしている姿がよく見られます。

<分布>本州・四国・九州・沖縄(関東以西分布)

<時期>4月~10月

<大きさ>50mm~75mm(前翅長)

なじみがある黒いクロアゲハ

黒い色をしたアゲハチョウでよく見られるのがクロアゲハです。

飛び方は、ややふわっとした飛び方でゆったりと、木々がうっそうと生い茂る場所や、うす暗い場所などをゆっくりと飛ぶ姿がみられます。

山道などでは、湿っている地面で吸水している姿も普通にみられますが、幼虫の時期は、一般的なアゲハチョウと同じように、ミカンやカラタチの葉っぱを食べます。

<分布>本州・四国・九州・沖縄

<時期>4月~9月

<大きさ>45mm~70mm(前翅長)

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翅が少し細長い黒いオナガアゲハ

オナガアゲハは、クロアゲハによく似ているものの、翅が少し細長いところが特徴です。

また、尾状突起部分は内側にやや湾曲しているところもクロアゲハとは違います。

渓流沿い付近などで見られることが多く、オスは、湿った場所で吸水することもあります。

<分布>北海道・本州・四国・九州

<時期>4月~9月

<大きさ>47mm~68mm

青の筋が入ったアオスジアゲハ

アオスジアゲハは、その名の通り黒い体にきれいな青の筋が入ったアゲハチョウです。

花に止まって羽を広げるときれいな青いラインを見せてくれます。

また、モンキアゲハやクロアゲハとは違って、早いスピードで飛び回ることと、飛翔力が高いことも特徴です。

幼虫のうちは、公園や校庭などに立つクスノキを食べていたりするので、都会でも見ることができます。

<分布>本州・四国・九州・沖縄

<時期>5月~9月

<大きさ>32mm~45mm(前翅長)

まとめ

蝶といえば、アゲハチョウのようにフワフワしながらのんびり飛び回る姿が普通ですが、アゲハチョウでも、スピードをだして高く飛び回るアゲハチョウもいるんですね。

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