幼虫は一般的に、芋虫や青虫と呼ばれることもありますよね。
幼虫も芋虫もその姿からどんな蝶になるか見分けのつかないものもいます。
そこで、アゲハチョウになる幼虫や芋虫についてまとめました。
参考にしてみてください。
幼虫や芋虫の形態から見分けるアゲハチョウの種類
青虫のような幼虫や芋虫は、蝶になったり、トゲトゲの毛虫のようなものが蛾になるというわけではありません。
青虫のような幼虫や芋虫でも蛾になることもあれば、毛虫のような幼虫や芋虫でも蝶になるものもいるんです。
そんな幼虫や芋虫の形態からアゲハチョウの種類がわかります。
ジャコウアゲハ
分布:本州・四国・九州・沖縄
ジャコウアゲハの成虫のオスは黒ですが、メスは黄灰色で胴体部分には黄色から赤色の毛が生えているのが特徴です。
葉っぱに止まっている姿は、なかなか堂々として凛とした雰囲気をもつジャコウアゲハの幼虫は、全身に太い突起のようなものがあって、突起の先は赤く、全体的に黒色から黒褐色の色をしていてところどころに白色の帯があります。
アオスジアゲハ
分布:本州・四国・九州・沖縄
アオスジアゲハは、その名の通り体全体の黒をベースに、青白い筋のようなものが一本きれいに入っているのが特徴です。
アオスジアゲハの幼虫は、透き通るような緑色で、胸の部分には、細い黄色の帯があります。
頭としっぽ側には、小さな眼状紋がついています。
体の色が保護色となっているので、葉っぱの上ではなかなか見つけにくい幼虫です。
キアゲハ
分布:九州・四国・本州・北海道
キアゲハは、体の色が少し黄色に近い色で、前翅の付け根が黒いのが特徴です。
都会ではあまり見かけることはなく郊外の明るい草原などでと飛び回る姿を見ることができます。
キアゲハの幼虫は、ニンジンやパセリ、ミツバやセリなどの葉っぱを食べることから、家庭菜園で見つけることもよくあります。
体全体の緑に、黒い色とオレンジのような斑点が特徴の芋虫です。
アゲハチョウ
分布:沖縄・九州・四国・本州・北海道
都会の真ん中から山の中でも見られる、私たちにはなじみがあるアゲハチョウの幼虫は、その見た目は、4齢幼虫なら、鳥の糞に擬態しているようです。
これが5齢幼虫になれば、きれいな緑色の芋虫に変わります。
顔の正面からみると目のような模様などを見ることができます。
まとめ
以上です。
最後に紹介したアゲハチョウは、たぶん私たちがよく見る幼虫ではないでしょうか。
幼虫というよりも芋虫という言葉がぴったりで、鮮やかな緑色が特徴ですよね。