ひらひらと舞っている姿が美しく、昆虫の中でもダントツの人気を誇るアゲハチョウ。
そんなアゲハチョウが庭にやってきたら嬉しいですよね!
という事で今回は、アゲハチョウがやってくる庭を作るべく、どんな花や草を好むかまとめました!
アゲハチョウの好きな花
アゲハチョウは、赤や紫色の花を好みます。
その中でもブッドレア(フサフジウツギ)という花の、特に薄桃紫色や桃紫色、薄紫色を好みます。
ライラックのような花を咲かせ、香りがとても良いです。
その色と形、香りにつられてアゲハチョウが集まってきます。
別名バタフライブッシュやサマーライラックと言われ、ブッドレアの前でカメラを持って待ち構えているとアゲハチョウがきてシャッターチャンスが訪れることが多いです。
また、オオムラサキツツジやオニユリ、ヒガンバナなども好みます。
アゲハチョウの好きな葉
アゲハチョウは葉っぱは食べません。
しかし、アゲハチョウの幼虫は葉っぱを食べて育ちます。
なので、アゲハチョウが見たい場合は、産卵する葉っぱのそばにいると良いでしょう。
とはいえ、アゲハチョウも適当に産卵するのではなく、決まった場所に卵を産み付けます。
たとえばクロアゲハはミカンやレモンなど柑橘類の葉っぱ、ギフチョウはウマノスズクサ科の葉っぱ、アオスジアゲハはクスノキ科の葉っぱ、モンキアゲハは山椒の葉っぱ、というように、まったく違う場所に産むのです。
そうして生まれた幼虫は、その葉っぱ以外のものを食べることはありません。
他には何を食べる?
傷ついて飛べないアゲハチョウを保護した場合、人工的なものを与える必要があります。
はちみつやかき氷シロップ、砂糖水などを1:9の割合(水が9)で薄め、ティッシュやキッチンペーパーに含ませ、脚をつけてやると吸ってくれます。
それでも吸ってくれない場合は、爪楊枝の先でそっと口を伸ばしてあげてちょん、とつけてあげると反射的に吸い付きます。
あまり濃いものを与えると命を落としてしまいますので注意しましょう。
まとめ
今回はアゲハチョウの好きな花や好きな草についてまとめました!
アゲハチョウはオオムラサキツツジ、オニユリ、ヒガンバナ、ブッドレアなどの花を好みます。
幼虫はその個体によって食べられる葉っぱが違ってきます。
人工的に育てたい場合は、甘めの水を好んで飲んでくれます。