アゲハチョウの蛹は、しっかり固定されているとはいっても、前蛹になるときに、帯糸くぐりをミスしてしまって自ら落ちてしまうことがあります。

そんなアゲハチョウの蛹が落ちたらどう助けてあげたらいいんでしょうか。

アゲハチョウ 卵 孵化

アゲハチョウの蛹が落ちたら優しく拾い上げて救出

アゲハチョウの蛹が落ちてしまうことはたまにあります。

そんなときにはその場所で羽化をさせても大丈夫なようですが、ちょっとしたて手助けをすることで羽化へと導くことができます。

アゲハチョウの蛹が落ちたら?

アゲハチョウの蛹が落ちてしまっても、それは息絶えたわけではありません

少し手を差し伸べてあげることで、羽化にまで持ち込むことはできます。

ただ、落ちた状態のままでも、羽化する可能性も十分ありますが、本来なら、蛹がいるべき場所で羽化するのが、無事な羽化につながります。

少しでも本来の形の状態に近づけてあげれば、より羽化までに成長させる可能性が高いです。

まず、蛹が落ちてしまったら、優しくそっと拾い上げて、ティッシュなどの上に寝かせましょう。

もし、手加減が心配で拾い上げることができないようなら、紙などを使って拾い上げも大丈夫です。

あとはティッシュの上に乗せた状態にしておくと、自然に自力で蛹になっていきます

ただし、脱皮をするときに、お尻の部分の皮が取れない可能性もあります。

皮が取れなくてもそれほど問題はないようですが、もし、手を加えるなら、爪楊枝などで軽く皮を押さえてあげるといいようです。

そうすれば、蛹は自分で体を振って皮を取っていきます。

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タオルや布などを使って蛹を羽化させる

落ちた蛹が無事に羽化できるように、ティッシュではなくタオルや布などを使った方法もあるようです。

その方法はとても簡単です。

プラケースなどの内側にタオルをひっかけてぶら下げるようにして洗濯バサミでしっかり固定します。

その上に、落ちた蛹を乗せて上げます。

蛹の向きは、蛹の頭の部分はひっかけて下げたタオルの方に向けて置いてあげるだけです。

ティッシュでちょっと心配な方は、この方法を使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

以上です。落ちた蛹をティッシュの上に寝かせたり、タオルや布の上に乗せたら、蛹の皮が硬くなって安定するまで見守りましょう。

蛹の皮が硬くなるには4日~5日ほどかかるようです。

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