アゲハチョウの前蛹が途中で糸から落ちかけたり、落ちたりして失敗することが時々見受けられるようです。
このような時にどうやって蛹から蝶へ羽化させるかその対処方法を調べてみましょう。
3~4月頃にミカンの木の枝の剪定をしていた時に小枝が重なった上手い隠れ家にあったアゲハチョウの特に大きなサナギ❗✨露出させてしまって失敗したかなぁ…と思い心配でしたが後に無事に羽化した跡が見られました✨(成虫は見れなかったけど←) pic.twitter.com/dt8IuY4EQt
— =YU~Ki☆*+@☀hOliDAy☀ (@TOPAZ_Y) 2015年8月17日
アゲハチョウの前蛹が失敗?どうする?
前蛹とは
前蛹とは、チョウの幼虫が蛹になる前の段階に入ったことです。
体が縮んで来て、食欲も無くなり、動かなくなるので心配になる人も多いようです。
蛹になる為に水分を全部放出するので便が水っぽくなります。
この蛹になる前の段階で糸から落ちかけたりして失敗をするようなこともあります。
それでは前蛹の失敗を助ける対処方法を見て行きましょう。
・容器を作る方法―ネットではカップ状の容器を作ってその中で羽化をさせる方法が紹介されています。
厚紙を折って3角錐状の容器を作る方法が多いようですが、ラップの芯、アイスのコーンの紙カップでも容器を作る事が簡単に出来るでしょう。
大き目のプリンカップなど蓋つきの容器を利用します。
そこに何本か枯れ木や割り箸をいれて置きフタをします。
自分で糸をかけて持ち直し、蛹になり、羽化するまでの例もあります。
・ビニールテープで括り付けるー他には、蛹になりかけの頃にビニールテープ(紐)で木や割り箸などに括りつけると蛹から羽化する例もあります。
これらの例は人間が手を貸すことによって、蝶になることが出来ました。
成功例なのですが、中には放っておくほうがいい場合もありますし、触ってしまう事で残念な結果になってしまう事もあります。
失敗した前蛹はそのままにしておいては命が尽きる事もあります。
出来れば手を貸して助けることに越した事はありません。
まとめ
前蛹の状態で失敗することは良く見られることであり、その失敗から成虫へと羽化させる事は中々難しい事ではありますが手持ちの紙などで容器を作り保護することで、蝶となって飛び立てる様になることも解りました。
この保護する時の注意する点としては、あんまり触り過ぎない事があげられます。
糸から落ちたことで前蛹状態の蝶はかなり弱っています。そこに人間が触り過ぎると益々弱ってしまいます。
先に枝や枯れ木、割り箸にビニールテープ(紐)を括り付けて蛹を安定させる方法もご紹介しましたが、この際にも手早くすることが必須です。
蛹を羽化させ、飛び立たせる事は飼育の最高の喜びです。
大事に小さい命を守りたいですね。